砂漠はどんどん拡大しています。砂が風に乗ることで遠くまで飛んでいき、市街地へ被害を出しているのです。それを防ぐためにも世界各国で砂漠被害の対策チームが立ち上がり、頭を悩ませています。
砂漠緑化をすることが、拡大を防ぐ一番の方法です。木々を植えるために、さまざまな取り組みが行われています。木々を植えることによって砂被害の防御柵になります。
しかし、砂漠で木々を植えることが難しいので、人力で水やりなどを丁寧に行っていき、逐一見届けないといけません。そうして少しずつ砂漠に緑を増やしていくことで、最終的に全域に草木を生い茂らせることが可能なのです。
砂漠緑化という言葉を聞いたことがありますか?地球環境の問題の一つで、世界が共通して取り組んでいるものになります。さまざまな理由から大地が乾き砂漠化が起こってしまっています。
砂漠化が起こってしまいますと、大地に水分がなくなってしまいますので植物が育ちにくい状況になってしまいます。その場所を少しでも改善をおこなおうと、植物を植えることで大地を取り戻す、砂漠緑化の取り組みがおこなわれています。
砂漠化した場所に植物を植える事は容易いことではありませんので、専門家の力などが必要とされます。今後においても大きく変化して行くことが期待されるでしょう。
焼畑の農業や過放牧などについては、砂漠化に繋がってしまう原因となるケースがあります。生態系の要因のみが砂漠化の原因を引き起こしてしまうのではないのです。
砂漠緑化を行うために植物を植えていく事は重要なことですが、それ以上にその地域で暮していく人達が、暮らしていく環境を整えるのも大切な役目になります。
砂漠化の原因の一つになっていている焼畑の農業や、過放牧を減らすことも大切です。また、砂漠緑化については、植物を植えるだけでなく生態系を維持していくことになるのです。大きな木を生やすにはそれなりの時間がかかりますので、言うまでもなく長期戦となることでしょう。
砂漠緑化事業は、砂漠化問題を抱える国や地域、事業を行う国や企業、NPOの協力が不可欠です。また、砂漠化の原因となっている過間伐や焼畑農業の見直しの同時進行が肝要となります。
このため、国を越えた協力はより重要な課題となります。砂漠緑化には、農地の拡大や二酸化炭素の減少というメリットの他に、砂漠化進行の防止が期待できることがこれまでの活動から判明しています。
活動の主軸は京都議定書による二酸化炭素の削減が目的となっていますが、問題を抱える地域の土地活用であったり、食料の確保という観点からも世界中の人々が関心を持つべき事業と考えられます。
砂漠緑化は環境にとってはいいことが沢山あるのですが、実は嬉しいことだけではなく、緑化してしまうと困ってしまう人もいます。それは砂漠のような乾燥した地域でしか摂取することができない植物を育てている人です。
もし全ての土地が緑化してしまったら、水毛の多い所では育てることが難しいような食物を育てることが難しくなってきてしまいます。
何も地球上の全てに植えてしまう必要はなく、バランスよく、どちらも行き過ぎないように調整するのが一番大切なのではないでしょうか?様々な人にとって一番いい環境ができるといいですね。